2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

文字が書けなくなってきた

文字を書こうとしたときに思うように書けず、よくわからない形の文字がそこに生まれてしまうと、強い忌避感でうわあっとペンを投げ出し机を蹴飛ばして逃げそうになる。 虫。虫が身体を這い上がってくるような、ぞわぞわとした不気味な寒気。 それは文字に、…

竜宮城の話をしよう

海底に鎮座する絢爛豪華な宮殿。大方の竜宮城のイメージはこんなものではないだろうか。しかし今日はそれとは違った竜宮城の姿を語っていこう。 竜宮城は透明な膜だ。海底を覆い尽くす、アミノ酸や塩を主成分とする透明な膜。それは粘菌のようなネットワーク…

何事もすみやかに

遅い。何もかもが遅い。 目が覚めてからベッドの上で2時間近くは動けない。顔を洗うのも歯をみがくのも遅い。朝ごはんはゆっくり食べる。着替えも遅い。歩くのも遅い。道に迷う。道草をする。どこへ向かっていたかも忘れがちだ。完全なる痴呆である。 Twitte…

体調が悪い

体調が悪い。だいたい常にそうなのにわざわざ体調が悪いと明言しているのは特段に体調が悪いからだ。 しかし体調の悪さに押しつぶされるように沈黙していると気が滅入る性分なので何か無理矢理にでも楽しいことを考えていこう。 全身に切手を貼られたことで…

角地の小さなマッチ箱

家を買った。角地の小さなマッチ箱のような、ささやかな家だ。バカなことをしたと思う。1990年。わざわざ値上がりしているときに買う必要はまったくなかったと言っていい。前に住んでいた家も値上がりしていたので、それを売って手に入ったまとまった額を、…

絵を描きたいだけの一秒

集中力や知性や根性を獲得するのを怠ってきた私の生涯が全力で私を追い詰めている。ライトノベルのタイトルのような構文でおちゃらけてみても何一つ面白くない。集中力が欲しい。集中したい事柄以外のことでドーパミンを使いすぎていて、依存先と楽しみの多…

お腹からっぽのほうが そば詰め込める

飢える経験に飢える、というのを意識する機会があって、最近たまに考えている。 飢え、不足が経験として蓄積されるのは、それが解決されるべき問題として自分の前にあり、速やかに解決されず、なんらかの障害として停滞していた時期を通過して、やっと「あれ…

ブログを毎日更新するためのネタがない

ブログを更新するのってそもそもネタというほどの確固たるものが必要なんでしょうか。 太古の昔、目覚まし時計のスヌーズが何度も鳴ってついに鳴り止んでいたらしい。そのくらいの感覚で目が覚めて、一日はどこにもない。ネタもない。一日があっての物種。 …

さよならの対義語ってなんだ

使用頻度が多い言葉なのに、それと対をなす言葉がなんなのか知らない言葉が多くて、考えあぐねる機会が頻発するのだけど、私にとって一番深刻なのは恐らく「さよなら」だ。 さよならではない呼びかけ、挨拶、状態、というのが、どうにも全部しっくりこない。…

夢日記を3分で書く

夢の内容を覚えていることが多いので、それを完結に手短にさらさらとまとめて書き起こすことで何かの訓練をした気になりたい。 いったい何の訓練なんだ。 私は街の中心を通る道路の幅を広げるために用地買収を進めるべく下見をしていた。最近この街では連続…

具体性の無さを活用していきたい

どうにも埒があかなくて困る。 なんの埒があかないのか自分で把握できていないほどに具体性がなくて困る。 本当に困っているんだろうか? こういう漠然とした、あてどないモヤモヤを、下手に自分の扱いやすい言葉にしてしまうことで、やらなくていい規定をし…

日記を書かない理由を考えた

あれこれ前置きをしてどう結論づけたかの導入は放棄して、気づいたことだけを書くと、 私は日常での出来事を過小評価して「出来事のうちに入らない」とほぼ無意識のうちに自分の生活の記憶から除外している。 日記を書こうとしても何も思いつかないのはこれ…