さよならの対義語ってなんだ
使用頻度が多い言葉なのに、それと対をなす言葉がなんなのか知らない言葉が多くて、考えあぐねる機会が頻発するのだけど、私にとって一番深刻なのは恐らく「さよなら」だ。
さよならではない呼びかけ、挨拶、状態、というのが、どうにも全部しっくりこない。「また会いましょう」じゃないんだよ。「一緒にいましょう」でもない。さよなら自体が場合や文脈によって変わるのも相まってどうにもなりそうにない。
仕方なく、さよならの対義語を「えけせてね」に仮定してみた。対義語であるというだけで特に固有の意味を持たせていない。
えけせてねっ!
「よろしくねっ!」みたいな感じがする。ジャンプしながら言い放つと暫く空中に停滞しそうだ。語呂はあんまりよくない。
ヴィジャボードのキーホルダー転校する子に宛てた えけせて
垂れ幕を設置すべく身を乗り出して逆さまのえけせてねの角度
おにぎりの具だったのかもしれなくて えけせてねを言い出せずにいる