ある朝ふと目覚めたら女の子になってたときのシミュレーション
をします。
目を覚ます。寝ぼけたまま起き上がって洗面所に向かう。起きたら最初に口をすすいで顔を洗って、としている時に寝ぼけ眼で鏡を見て「ん?」と思う。なんか女の子が見えたような気がするな。ちょっと待ってこれシミュレーションとしては仔細すぎる方向に向かってない?いつも通りのくどい文章になりそうじゃない?ちょっと変えよう!
目を覚ます→
洗面所に向かう→
鏡を見て自分が女の子になっていると気づく→
どうすればいいのか分からないのでとりあえずメールで欠勤の連絡をする→
今後どうしようと悩む→
「朝起きたら女の子になってた!」という話を信じてくれそうな友人に電話する→
「もしもし?」
「ど、どちら様ですか……?」
「はしごだよ」
「……なに……ボイスチェンジャー?」
「相談したいことがあってさ……朝起きたら女の子になってた」
「今度はそういうのを書いてんの?」
「ちがう!マジで!マジ話で!本当に女の子になってて!」
「……あ、はしごの友達?悪ふざけに付き合ってんの?」
「違うって!本人だって!じゃあ本人だってこと証明するから!今から遅効性の毒で苦しんで死ぬ真似をします!……があっ……く……んぎっ……」
「もういい!真似しなくていい!わかった!本人っぽいのは分かった!」
こんな感じで信じてもらう→
友人のサポートの元に女物の服とか買い揃える→
「どうしよう……女の子になっちゃったよ……この後どうやって生活してけばいいんだろう……戸籍とか仕事とか……どうなるんだ……将来のヴィジョンはインザダークすぎる……」
「将来が暗いのは元からじゃね?」
「そうだな」
元からだった。安心。
安心じゃねえ。
ふと目覚めたら女の子になってる朝を募集しています。いつでも大丈夫です。はやく来て