日記 学校生活はじまった / FINLANDSの3rdアルバム『FLASH』を買った

 ひさしぶりに学生になったので初日から日記書こうかなと思っていたんだけど、新しい環境に緊張して疲れたりして全然そんな余裕がなかった。
学校始まったら暫くは忙しくて遊べないかもな~と危惧して、遊び納めじゃ!と思って入学式の前日の夜遅くまで全力で遊んでたんですよね。そのせいで疲れを引きずってたかもしれない。我ながらあほ。

入学式の時に自分の席に自分の名前があったり自分の学生証やら渡されたりするまで「本当に合格してたのかな?ちゃんと入学手続きの書類届いたのかな?」と半信半疑でした。安心した。

なにはともあれ最初の一週間は無事に遅刻せず通えた。まだ短縮授業なのに一日終わると結構疲れてて、フルで授業入ったらこれ体力大丈夫なのかな……?と不安はある。
長らくずっと不摂生してたから急に今になって健康的な生活をしてるのが落差激しくて体がびっくりしてる。一日一食で睡眠時間は二日に一回16時間寝るみたいなむちゃくちゃな生活から、今は一日三食で夜22時か23時に寝て朝6時起きだから、これ……めちゃくちゃ大変……!と思う。今の状態から振り返ると不摂生ひどかった生活のほうが明らかに心身にキツいし絶対に学校とか仕事どころか趣味も無理な苦行だったことが実感できてきた。学校生活に身体が慣れてきて余裕が出たらまたちょっとずつ映画観たりゲームしたり小説書いたりしたい。

夕食に麻婆豆腐を食べすぎて苦しくてまだ眠れない。消化するまでの間は自由時間ということにした。


最近FINLANDSの3rdアルバム『FLASH』を買った。

FLASH

FLASH

  • アーティスト:FINLANDS
  • 発売日: 2021/03/24
  • メディア: CD

FINLANDSは確か1年か2年くらい前にそば/皆月蒼葉 (@n_soba) | Twitterさんにおすすめされて聴き始めて気に入った。
以来かなり聴いててハイレゾ音源買ったりしてて、新譜が出たタイミングでタワレコ行ってCD買った。タワレコ限定ステッカーとFINLANDSオリジナルの発売記念レシートも貰えた。
3rdアルバム『FLASH』、事前情報なにもなしで聴き込んでから下記のインタビューを読んだんですけど、発売延期で作り直した過程で元々入れる予定だったシングル曲のUTOPIAが抜けたりしたのかなと思った。UTOPIAめちゃ好きな曲なんだけど、このアルバムに入ってる曲とはちょっとコンセプトとか違うのかな~と。
FINLANDS『FLASH』インタビュー――自分たちだけの世界を作れる時間があったら | USENのオウンドメディア「encore(アンコール)」 | encoremode |


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7曲目の「ランデヴー」すき

2020/02/10の日記 映画『武器人間』『ボックストロール』を観た

 昨夜20:57に寝て今日14:46に起きた。17時間49分間の睡眠。なぜか急にすごい長い睡眠になった。原因はなんだろう?一昨日に睡眠薬抗うつ薬を久しぶりに飲んで早めに寝たときは00:43就寝で11:35起床の10時間52分間の睡眠でした。もう薬は抜け切ってると思ったんだけどそういう問題ではなかったり久しぶりに一日だけ抗うつ薬を飲んだのが軽い離脱症状みたいなのを作ったりするのかな。17時間は寝すぎだよな~と思いつつ割と気分よく起きれて調子は良かった。

 起きてからごはん食べてお風呂にゆっくり入った。

 映画観たいな~、と思って21:10から映画『武器人間』をamazonのウォッチパーティー機能を使ってフォロワーさんと一緒に悪シネで観た。色んな武器人間がワラワラ出てきてビジュアルが楽しい。博士がノリノリで「終戦させるんだ」「なにをしようかな」と科学に酔いしれていてよかった。

 観終わったあとにもう1本映画を観たくて映画サイコロを振った。映画サイコロというのは一緒に映画を観る参加者各位がそれぞれ観たい映画を持ち寄ってダイスの目に当てはめて、出た目の映画を観るというものです。サイコロはdiscordのダイスbotを使ってます。
今日の映画サイコロはこちら。

1『エンド・オブ・デイズ
2『ゴーストランドの惨劇』
3『ボックストロール
4『シャーロットのおくりもの
5『ファンタスティックMr.FOX
6『映画 賭ケグルイ
7『ヤンママトラッカー』

1d7 で 3が出たので23時から映画『ボックストロール』を観ました。スタジオ・ライカストップモーションアニメ映画。動きが良くて映像に引き込まれてよかった。キャラ立ってるし話も面白かった。児童文学的。原作の小説が邦訳されたらいいな。

観終わったあと3:40くらいまで通話してた。図書館の話とかしてた。映画『パブリック 図書館の奇跡』をおすすめされたので今度観てみる。自分も地元の図書館をもっと活用したいな。本借りるだけじゃなくて読書会をやるとか歌会をやるとか何か地域コミュニティに参加するとか。あやふや。図書館の利用の仕方よくわかってないかもしれない。本借りるか勉強する以外で使ったことあるかな……


かなり夜更かしした。ちゃんと7時間は寝たいなと思うけど4時から7時間寝たら11時か……11時起きなら全然マシか。今日14時だったし。
最近は夜寝るときに夜用のハンドクリームを塗ってから綿の手袋をして寝てます。起きた時に手がもちもちすべすべになってて触り心地が良い。冬場の水仕事は手が荒れてただでさえつらいのに最近は行く先々で消毒してるから手の皮膚の脂が完全に消滅して手荒れがつらい。もうずっと手袋して皮膚に消毒液を当てないようにするか水仕事する時の業務用の撥水性のハンドクリーム塗る必要あるかも。掃除も洗濯も何もかもしっかり手袋して手を守りたい。あとダメージ受けたらちゃんと回復したい。ハンドクリーム塗るとか栄養とるとか。

今日かなり充実してた気がするんだけどまだ何か物足りないような気がしちゃうな。映画2本も観てるのに。少しだけ本読んだりしてから寝ようかな。
今は長谷敏司『あなたのための物語』を読んでいます。いま342p。もうすぐ読み終わりそう。

あなたのための物語

あなたのための物語

鬱によって受け取れてない/受け取りすぎが発生している気がする

 鬱によって自己評価が下がっていたり気分がすこぶる落ち込んでいたりするせいか、物事をフェアにジャッジできていない感覚がある。
どんなものでも素晴らしく見えてしまうし、自分にはこんなすごいものが作れないから……と基準が著しく狂った謙虚さでもって、何を見聞きしても過剰に評価しているような。
世の人が異常なくらいに物事に対して冷めていて嫌味ったらしく感じて辛くなったりもする。こんなに全てが素晴らしいのにどうしてそんなひどいことを言うんだろう……とショックを受けている最中に、いや待てよ、これは自分の認知の歪みだよな、自分以外の人は比較的正常な状態でまともにフェアに評価した上でこういう低評価をしているんだ、と考えなおしたりする。
自分の感覚が信じられないのと同じように人の感覚も信じられなくなっていて、「酒浸りの脳で映画なんか分かるわけないじゃん断酒してから物を言え」とめちゃくちゃ攻撃的で支配的な禁酒を相手に心の中で要求していたりする。創作物に対して自分がへりくだるのに比例して、創作物に対して横柄な態度を取る人への自分の攻撃性がいや増していく。創作物を思考停止で神聖視しているみたいで自分が嫌だ。そんなこと考えたらそもそも鬱病で脳が弱ってる私が映画を観ても何も受け取れてないんじゃないか?と思い始めると辛くて、治るまでしばらく何も見たくない気持ちになるけど、長いこと治らずにいるので治るのを待っていたらもう何もできない。なんか認識や考え方が全部めちゃくちゃになっている。
自殺した友達が、亡くなる前にやたら攻撃的になって周囲とトラブルを起こしまくっていたのを覚えていて、自分が彼のあの時の状態に近づいているんじゃないか、という心配がいつもある。
その彼との共通の知人が、彼の死後に「正直、彼が亡くなったときにちょっとホッとしてしまった」と言うのを聞いて、この人は私や他の人が死んだときも同じことを思ったり言ったりするんだろうか……と感じたらすごく辛くなった。
こういうのも全部あんまり健康な反応や思考ではない気がする。

映画『少女☆歌劇 レヴュースタァライト 再生産総集編 ロンド・ロンド・ロンド』を観ました - 感想 - 繰り返すこと

アニメ『少女☆歌劇レヴュースタァライト』の劇場版、ロンド・ロンド・ロンドを観てきました。
(以下の感想にはテレビ版と劇場版のネタバレを含みます)



ネタバレ含みますと但し書きしておいてぼかした言い方するのも意味は薄い気がするんですけど、おおざっぱにロンドロンドロンドについて述べると、「一年生の時の文化祭でやった舞台が楽しかったから二年生になりたくなくて、一年生の時の文化祭を繰り返すことを選んで時間のループを続けていた人の視点から見た、テレビ版の総集編」でした。誤解と言い間違いがあると思う。ところどころに注意深く見ないと気付ききれない細かい変更点があってどうやら時間軸がテレビ版と違うらしいので。

繰り返していた人は過去の舞台で味わった高揚と充実感に固執して、未来の舞台での変化を恐れてずっと同じ時間の中で過去の舞台の再演を望んでいたわけだけど、結局は何度繰り返してもその再演の舞台に満足することはできず、最初の舞台の時に感じた「まぶしさ」に届かないまま、結局は自分でも少しずつ舞台に変化を加えている、という内容があるんですよ。で、この作品は演劇・舞台モノなんですけど、映画の媒体でテレビ版の総集編という「再演」の形で世に出てるわけじゃないですか。そもそも映画自体が演劇・舞台の再演を映像記録によって可能にしたものだという点も含めて、限りなく映画は舞台の「再演」の装置である。そしてテレビアニメとして放送された作品を総集編として映画として上映するのも再演。その中で描かれている話も再演の物語。でも完全な再演じゃなくて変化がある。これが……こういったメディアミックスだったり、実際の舞台とアニメと映画で織り成される作品構造そのものが全部噛み合ってるのがすごいな、と。私は今回ロンドロンドロンドを観て初めてそこに思い至ったんですけど、たぶんレヴュースタァライトのファンの人たちはこのテーマを散々論じてきてるんですよね。私はテレビアニメ版を一回通して観て面白いな~と思ってただけで全然そこらへん考えることができていなかったのを、再生産総集編を観たことで気付けたので、余計に「再演」の意義と繰り返すことの意味を強く感じました。レヴュースタァライトって作品めちゃくちゃすごくない???すごそう~とは思ってたけど……すごかった。

それによって私がレヴュースタァライトについて感じていたことで何が大きく変わったか、の話に変わります。
件の、時間のループを作り出していた人の、繰り返していた時間を、テレビアニメ版を観たときは虚しい行為や成長の拒否だと安易に感じてたんですよ。先に進むのが怖いのと、過去を愛しすぎているだけ、繰り返す時間の中で仲間たちに対して過保護すぎるあまりにあらゆる不幸を遠ざけすぎているだけなんだと。今回ロンドロンドロンドを観たら、そうじゃない、この時間の繰り返しは虚無じゃなくて、ちゃんと彼女を成長させているんだ、と解釈が変わった。普通は体験することのない時間の繰り返しの中で強く成長するキャラクター、っていうのはタイムリープものではよくあるものだけど(例えば『Life is Strange』のマックスとか)、今作ロンドロンドロンドだと彼女は超越的な視点に立っている描写が追加されていて、ただ時間を繰り返しただけじゃなく、積み重ねた時間の中で仲間たちのことを見守り続けたことで母や神のような精神的状態にかなり近くなっている。一年生の時は演者だったけど二年生の時は裏方に回るつもりでいた、ということや脚本に携わる立場になっている、という要素と同時に、この舞台や作品の外から俯瞰する存在になりつつあって、それは超常的な力とかではなく彼女の成長によって獲得したものなんだと感じた。その成長の糧になったのは時間を繰り返したことで、未来を拒絶することで成長しているというギャップが面白い。

あとは……他のキャラクターの話になりますが、主人公に対して変わってほしくないと固執していたキャラクターも、時間の繰り返しを選んだ彼女と同じように、変化を恐れている、今までを繰り返したい、と望んでいた点で近しいものがあるんだと理解できた。誰だって変化には戸惑うし、同じことの繰り返しから抜け出して変わっていくことを選ぶのは怖いんだよな、これは普遍的な問題なんだよな……って。

ネタバレ含む感想と但し書きしたのにキャラクター名を出すことに何か怯えがあってキャラ名が出せないからめちゃくちゃ感想が書きづらい!!!一応作品未見の人でも要点が伝わる文章にしつつ、これ読んだあとでテレビアニメ版を観ても大丈夫なようにしたいけど大きめのネタバレ自体はしてるし手落ちな気がする。キャラ名出しちゃお。

石動双葉と花柳香子のエピソードの理解も総集編を観たことで変わった。香子が成長せずにいたことに対して双葉が檄を飛ばして香子が変わる、というような浅い理解だったけど、あー全然違うわ、双葉が「叩き直してやる!」と叫んで香子に斬りかかるとき、本当に叩き直してるのは双葉自身なんだ、と。双葉は香子に対して期待をかけながらそれを言葉にしていなかったことや、香子を支えようとしてむしろ甘やかしてしまっていたこと、香子が停滞する原因に双葉自身がなってしまっていたこと、への自覚があって、だから双葉は香子に変わってもらうために自身も変えるべく戦いを挑んでいる。共依存と呼べる関係とはちょっと違うかもしれないけど、なれ合いになってしまっていた二人が信頼を築き直す、という話だったんだ。

一度テレビアニメ版を観たから総集編は別にいいか……と思ってしまっていて観るのが遅くなったけど、観てよかったな、繰り返すことで新しい発見あるし、しかも単なる繰り返しじゃなくてちゃんと変化はあるんだよなーと。感想の再生産も大事じゃね?と思ったら、今まで観てきたものを再び観ることに対しての「いやでも一度見てるからいいや、他のまだ観てないものを観る時間のほうが大事だし」と何か再鑑賞を軽視していた腰の重さとかネガティブな価値観が良い感じに晴れた気がする。未だ見ぬものに触れることの大切さは重々承知な上で!

繰り返すことと変わることは繋がってる。

2019年に映画館で観た新作映画

2019年に映画館で観た新作映画を振り返ってみます。
まずリストアップから。

・1月
『アリー/スター誕生』
『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』
『緊急検証!THE MOVIE』

・2月
サスペリア』(ルカ版)
マイル22
『THE GUILTY / ギルティ』

・3月
アリータ:バトル・エンジェル
ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー
スパイダーマン:スパイダーバース』
『ちいさな独裁者』

・4月
『ブラック・クランズマン』
『バースデー・ワンダーランド』
『グリーンブック』

・5月
バイス
ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』
『ザ・フォーリナー/復讐者』
『プロメア』

・6月
ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
『神と共に 第一章:罪と罰
海獣の子供
『ウィーアーリトルゾンビーズ
イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語』

・7月
『ゴールデン・リバー』
『きみと、波にのれたら』
『さらば愛しきアウトロー
『天気の子』
『Diner ダイナー』

・8月
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

・9月
『メランコリック』
『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』
『ライリー・ノース 復讐の女神』

・10月
『ジョーカー』

・11月
アイリッシュマン』

・12月
『ドクター・スリープ』
『ゴーストマスター』
『羅小黒戦記』(ロシャオヘイセンキ)



2019年1月に観た映画から。
・『アリー/スター誕生』
何度もリメイクされる『スタア誕生』(『栄光のハリウッド』から数えると4回目のリメイク)。
1955年のジュディ・ガーランド主演の『スタア誕生』までは映画界の話だったのを1976年のバーブラ・スライザンド主演『スター誕生』の際に音楽業界の話に変更したので、『アリー/スター誕生』もそれを受け音楽業界の話になってます。ですが演出は1976年版、脚本は1955年版やそれ以前のオリジナルに近い形。
レディー・ガガ演技上手いな……と思って見終わったらエンドロールで俳優養成所アクターズ・スタジオの故・誰それトレーナーに捧ぐ、と献辞が出てきて、そもそもレディー・ガガブラッドリー・クーパーと同じくアクターズ・スタジオ出身なんですね。オリジナルの『栄光のハリウッド』や1937年版・1954年版『スタア誕生』にて描かれたハリウッドの栄光と悲劇、のテーマ的にはアクターズ・スタジオのメソッド演技法が齎したアメリカ映画と役者の人生への影響の光と影が、現実のそれと作劇のそれにオーバーラップするのかなと思います。音楽映画に翻案されたリメイクでありながら、その点において1976年版よりもオリジナルに近い。
書いてて思いましたが観てすぐに書いた感想はもっと内容や音楽についての新鮮な喜びだったのに1年経ってからだと沿革と関係性の話ばっかりになってるので、また改めて観たほうが「まだ観たことない人に向けて」のセールストークができるな……。
良い映画だったのでまた観たいです。後述する『ゴールデン・リバー』『ドクター・スリープ』にも通じるんですけど、飲んだくれの親によって心に傷を負わされた子が、自身も後年にアルコール依存症になってしまうの、実際よくある話だけど世知辛いし何度似たような話を見聞きしても悲しい。



この調子で全部の映画について同じ文量を書くのはまた今度にして今日の分は駆け足で。

・『A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー』
成仏映画だー!今年は良い成仏映画が6本ありました。『A GHOST STORY』『サスペリア』『きみと、波にのれたら』『神と共に』『ドクター・スリープ』『ゴーストマスター』です。やっぱり成仏映画ってジャンルとして強いですよね……。『海獣の子供』もそうかもしれない。よく考えると色んな映画は実は成仏映画なんじゃないか?
死後の長い旅の中で苛立ちや悲しみを募らせながらも何もできず世界を見守り続けて……壮大なサイクルから自分の人生へと帰ってくる。ユニークかつ優しい。

・『緊急検証!THE MOVIE』
オカルト検証のテレビ番組の劇場版なんですけど、めちゃくちゃ爆笑してしまった。途中でプロフェッショナル仕事の流儀みたいな一幕が入ったりするし何見てるのかよくわかんなくなった。映画が始まる前に入口でスプーン曲げ用のスプーンを渡されて、劇中ユリ・ゲラー本人に「さあ、皆さんも私と一緒にスプーンを曲げましょう」と指示されて劇場のみんながスクリーンに向かってスプーンを掲げながらマガレ……マガレ……!と念じる一幕があって、これ一体なんの体験?ってなりました。後にも先にもスプーン曲げ挑戦上映はこれしかないと思う。

2月に観た映画。
・『サスペリア
陽射しの中の暖かな愛……みたいな終わり方して泣いちゃった。戦争の後の罪の意識の話、として理解したんだけど、そういうストーリーラインとテーマや描かれる世相よりも、身体を捻じ曲げる呪い転写バレエだったり、暗闇の母がサングラス掛けてたり、トムヨークの音楽だったり、真っ当に怖い部分やなんか面白い部分が良くて観てて楽しかった。スローのとこちょっとダサく感じちゃう。オリジナルとは完全に別物なのでリメイクではなくて「ルカ版」だと思います。

・『マイル22
せっかくアクションかっこいいのにカメラワークとシーンの繋ぎ方が微妙で、アクションの良いところを良い角度から映してくれないしテンポが鬱陶しいので勿体なさがすごかった。時系列的に本編の事件を後日談として語る主人公の語りが頻繁に挿入されるの、マジでめちゃくちゃテンポ悪い。要らなくない?緊迫する事件の合間に「あの時、俺は勘違いしていた……」みたいな語りを何回も入れてドキュメンタリー番組みたいにするのおかしくないですか?でもそれを思い出すとちょっとまた観たいかも。強敵の倒し方が派手すぎて逆にサマにならなくて笑っちゃった。似たようなアクション映画だとああいう倒し方はかっこいいはずなんだけどな……。

・『THE GUILTY / ギルティ』
警察署の管制室で通報を受けるオペレーターが主人公の映画。全編通してずっとカメラは管制室の中。主人公が通報の内容に耳を澄ますとき、観客も一緒になって固唾を呑んで耳を澄ます。緊張感や絶望感がすごいし、元は外回りしてた警官(外回りっていうのかな?巡査か)だった主人公がなんらかの理由でオペレーターにさせられていて、その勤務も今日まで!という最後の日にかかってきた一本の通報の電話から物語が始まる。スリルがすごかった。観終わったあとにタイトルを見て納得する。


3月以降に観た映画は記事を分けます。

ゲーミングモニタ選び中 12/19の日記

PCを新調するのとPS4proを買うのでゲーミングモニタを選んでいます。

用途として
・映画鑑賞
・ゲーム(FPS格闘ゲーム)
・お絵かき
・動画編集

マルチモニタにするのも考えてはいるけれど当座一枚でこなすために入力端子が多め(PCからはDP接続、PS4proとSwitchからはHDMI接続。DP×1、HDMI×2あればよい)。

映画鑑賞のためにはIPSパネルHDR対応、最大輝度が高いと嬉しい。欲張ると4Kモニタがほしい
ゲームのためには応答速度1ms、リフレッシュレート144hzほしい。
お絵かきはもし新しいのが合わなくても昔から使ってるEIZOの色味確認用モニタで大丈夫……と思う(古いので不安はある)。
動画編集はわからん。強いて言えば上記の要件を満たしていればいけそう。

以上を踏まえて幾つかをリストアップ。


約39000円。4Kで応答速度1msで安いんだけどTNパネル。リフレッシュレートも75hzだからPCでFPSやるのには低い。HDR未対応。DPポートとHDMIポートの数は足りる。


約28000円。安い。小さいのでマルチモニタするのにちょうどよさそう。IPSだし応答速度もリフレッシュレートも良い。ポートも足りる。


52000円。少し値が張る代わりにIPSパネル、応答速度1ms、リフレッシュレート165hz、HDR10対応。これで4Kだったら決めてた。4Kでこの性能だったら20万円くらいしそう。


約63000円。高い代わりにほぼ完ぺきなスペックかつ保証期間と保証範囲が充実している。画面にドット欠けが1つでもあれば交換してくれるのはすごい(他のメーカーは保証があってもドット欠けが4点以上ないと交換してくれないことが多い)。HDR未対応。やたら接続端子が多い。あんまり部品点数が多いと故障が心配にはなるけど保証長いから良し。



もし他におすすめあったら教えてください。最大輝度が高いモニタ探したら価格が凄すぎて諦めた。映画用に欲しい4KかつHDRはモニタじゃなく安い液晶テレビを買ってそっちで観ることにして、モニタはゲーミングモニタとしての機能と手頃さだけ追及するのも良いのかな。あとモニタやテレビと併用するスピーカーとサウンドバーに疎すぎて見当がつかない。



www.youtube.com

TLで勧められて聴いたら気に入った