最近聴いてる音楽の話 (Safeplanet、SCOOBIE DO、Feodor Dosumov)

 ブログゆるめに短く書くのが更新癖を付けるのに良いなって思った。あんまり気合入れて長文書いたり、内容が自身の心をえぐるやつだと何日も書けないので。

 

 というわけで最近聴いて気に入った音楽の話をします。

 

 最初はタイのインディーロックバンド、セーフプラネットの話。

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 聴き始めたきっかけは、元々私が好きなLOSTAGEというバンドがタイのライブツアーでSafeplanetと対バンしたことで、LOSTAGEのボーカルの人が自身のブログにて彼らを紹介していたこと。一聴して気に入った。

 粒立ちがよくて聞き取りやすく骨太なドラム、流麗なギター、が良いのと、私がタイ語をわからないおかげで不思議な響きとしてボーカルを聴きとっていて、メロディとリズム自体に宿っている民族的なニュアンスに不思議な響きの言葉が乗っかることでマジでありえないぐらい爽やかさを感じる。民族的な音楽っぽい感じ、もそんなに強いわけじゃなくて、基本は上手でポップなロックサウンドだというのもあって聴き疲れしない。でも個性は強い。タイですごく売れてる、というのも納得。

 

 

 次はスクービードゥーの新譜の話。

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 最近発売されたSCOOBIE DOの新アルバム「CLACKLACK」がとても良かった。

私はガングレイヴのEDでしか彼らを知らなくて、でもEDだった茜色が燃えるときという曲は本当に好きでふとした拍子に何度か聴き返すお気に入りの曲だったところ、最近「そういえば好きな曲なのに自分はスクービードゥーの他の曲やアルバムのこと全然知らないな」と思い現在どんな活動をしているのか調べ、この新譜の存在を知り、リードトラック的に公式で公開されていた曲Cold Dancerを聴いた。

 もうめちゃくちゃに良かった。踊れる、乗れる、という表現がぴったりハマる。それは楽曲だけではなく歌詞もだった。小気味よさ、かっこよさ、がストレートに音と言葉で突っ込んできた。PVもシンプルでよかった。

 

CRACKLACK

CRACKLACK

 

 

 

 

 閑話休題。よく人と好きな音楽やおすすめの音楽家などの話をするときに、youtubeなりストリーミングサービスなりのURLを貼りあって試聴を促すことがある。その際に自分は、「公式がアップロードした音源だけを貼ろう」と考慮することが多い。アーティストやレコード会社の公式チャンネルや、VEVO等で公式から配信されたものかどうかを確認してから引用する。

 なぜかといえば、それは、非公式にアップロードされた音源を周知のために使うのは憚られるというのは勿論あるが、それ以上に「公式のアップロードした音源へのアクセスが妨げられる」ということが大きい。

 アーティストにとって、レコード会社にとって、インディーズのレーベルにとって、公式の音源がどこからどのように、いつアクセスされて、合計の再生回数がどのように推移しているか、どこまで増えていくか、という情報は非常に大きな判断材料や売上の予測に繋がる。公式音源のアクセス経路と再生回数は音楽活動を生計にする人にとって大切な情報なのだ。それを損なってしまっていいのか?いや、よくない。そう私は思っている。だから私は好きな音楽の話を人とするときに、相手を公式の音源へと誘導する。

 

 

  最後はロシアのギタリスト、フョードル・ドスモフ。

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 彼を知ったきっかけは無いに等しくて、ある時唐突に「ロシアのフュージョン聴きたい」と思って探し始めてすぐにFeodor Dosumovが出てきた。探したら真っ先に出てきたということはその道で今最もホットなんだろうと調べて聴いてみる。気に入る。

 あとすごく失礼な話をするんだけど、フュージョンあんまり詳しくないからどれ聴いても同じに聴こえる現象を私は抜け出せていなくて、ウェザーリポートとカシオペアの区別はつくし、そのどちらも好きなんだけど、フュージョンというジャンルの音楽はどれを聴いても、その国らしさ、を聴き分けることができない。フョードル・ドスモフがロシアの人なのに彼の曲にびっくりするくらいロシアの特色みたいなものを感じられなくて、フュージョンってどの国の人が作って演奏しても国境を越えて万国共通ジャンルみたいな近似値を取りやすいのかな……?と思った。フュージョンというジャンルに詳しくなったり、音楽への造詣がしっかりと深まれば違いが分かるようになるんだろうけれど、自分にとっては未だに霧や靄の向こう側にフュージョンがあることを再確認した。ロシアっぽいフュージョン聴こう!と思ってロシアンフュージョンを探して幾つか聴いてみて、どれもロシアっぽくないの、ちょっとした恐怖体験だった。ロシアっぽい音のフュージョンを知っている人、詳しい人、連絡ください。そもそもフュージョンに限らずロシアの音楽に疎いのをどうにかしたい。

 氏が兄と共演している演奏も好き。

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