たとえば東京中の排水溝の蓋をひとつなぎにして盗んできてあげる

 髪を切ったりケーキを食べたり鮎正宗を飲んだりした。

どうも上手くいかないんだ、なんもかんも上手くいかない。本当は上手くいかないことなんて精々両手の指で数えきれる程度なのに、全てがダメになったみたいに感じてしまう。でも両手の指の数が私にとって世界の全てなんだとしたら、やっぱり全てがダメなんじゃないかな。