三叉路に立っている 裸婦 曳かれていく船の傾きを指差して あんなのは国じゃないと 裸婦 三叉路から歩き出す 街の半分くらいは彼女の敵だったけれど それでも街を通りすぎる 廃バスの中に飼われて 眠って 味の薄い果物の薄皮が剥けて 微笑んでいる たばこの…
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